大変な母親の役割
以前は、父親は仕事、母親は家事・育児という分業?が普通でしたが、近頃は随分「育メンパパ」も増えてきました。
また、弊社もそうですが、働く女性が増えて、男女雇用均等法の施行なども大きく影響しているのだろうと思います。
しかしながら、そうは言ってもまだまだ社会は男性が中心のような気がします。
その中で、子どもを保育園に預けて働くお母さんは大変です。
昔はパートタイマーの仕事と言えば、正社員の補助の位置付け程度でしたが、今は多少勤務時間が短いとはいえ、即戦力として大いに活用されてバリバリと働いておられます。
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帰宅途中で保育園に迎えに行き、夕食の買い物も済ませ、帰宅してからは「千手観音様」の如く、大忙し。
子どもの安全を確認しつつ、お風呂を沸かしながら、掃除機をかけて、同時に洗濯機も回して、それが済んだら夕食の下ごしらえ、ご主人の帰宅前に子どもをお風呂に入れて、自分の入浴もそこそこに、上がって来たら子どもの髪を乾かし着替えさせてから、夕食の支度をしながらのテレビのニュースをチラ見して、社会のお勉強。
子どもに食事を食べさせながら、少しの間遊んであげて、時間がきたら寝かし付けながら、自分もウトウト。ご主人の帰宅と同時に第二回戦、夕食を温め直して晩酌のお相手をしながらようやく食事。今日あった出来事などをかいつまんで話しながらつかの間の夫婦のコミュニケーションと、まあ休む間もない同時多発的な家事重労働です。
これが、延々と何年も毎日続くのですからどれだけ大変なことか!
このように書いていくと、どの主婦の方にも頭の下がる思いです。ありがとうございます。
そういう意味では、男性は外では大変ですが、仕事にだけ専念出来ますので有り難いことです。
男性には、一つの仕事を根気強くやり遂げることには長けているとは思いますが、「千手観音様」のような同時多発的なお仕事はどちらかというと苦手です。
これは子育てをしていくプロセスで、次第にこのような同時多発的なお仕事のやり方を身につけて行かれるのでしょうね。
このようなことから、色々なことが解ってきます。
女性が母になると、独身の頃とはまったく違ってきます。
昔から、「女性は弱し、されど母は強し!」という言葉がありますが、
自分がお腹を痛めて産んだ子は、まさに自分の分身なのでしょうね。
(最近ではたまに、この「母性」をなくした女性もおられるようですが・・・。)
「自分を愛するように」子どもを愛することが出来、それ故に、自分以外の者にも心を砕いた気配りが出来るのでしょう。
(このカテゴリーのテーマが「子育て中の若いお母さんへ」としてお話ししていますので、お子さんがおられないご夫婦を揶揄している訳ではありませんので、悪しからずお許し下さい。)
要は、自分以外の者を、自分と同じように大切に感じることが、人間として成長するためには、とても重要な心の動きであると教えられていると思います。
これは男女問わず、心から愛する相手が出来たときも、同じような思いになるのではないでしょうか。
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素敵な母親の役割
特に母親は、子どもに対してステキな大人になって欲しいと願うものです。
ここで、かつての大女優オードリー・ヘプバーンさんが亡くなる前の最後のクリスマス・イヴに、2人の息子さんに読み聞かせたという詩があります。
これはオードリーが生涯最も愛した詩と言われていて、アメリカの詩人・サム・レヴェンソンの詩集『時の試練を経た人生の知恵』に収録されているものです。
私も、この詩に初めて触れたとき、心が震えるのを覚えました。
世の忙しくされているお母さんにプレゼントしたいと思います。是非、じっくりと味わっていただけたら幸いです。
「時を越えた美しさの秘密」
魅力的な唇であるためには、美しい言葉を使いなさい。
愛らしい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい。
スリムな体であるためには、飢えた人々と食べ物を分かち合いなさい。
豊かな髪であるためには、一日に一度子供の指で梳いてもらいなさい。
美しい身のこなしのためには、決してひとりで歩むことがないと知ることです。
物は壊れれば復元できませんが、人は転べば立ち上がり、
失敗すればやり直し、挫折すれば再起し、間違えれば矯正し、
何度でも再出発することができます。
誰も決して見捨ててはいけません。
人生に迷い、助けて欲しいとき、いつもあなたの手のちょっと先に
助けてくれる手がさしのべられていることを、忘れないで下さい。
年をとると、人は自分にふたつの手があることに気づきます。
ひとつの手は、自分自身を助けるため、
もうひとつの手は他者を助けるために。
女性の美しさは 身にまとう服にあるのではなく、
その容姿でもなく、髪を梳くしぐさにあるのでもありません。
女性の美しさは、その人の瞳の奥にあるはずです。
そこは心の入り口であり、愛情のやどる場所でもあるからです。
女性の美しさは、顔のほくろなどに影響されるものではなく、
その本当の美しさは その人の精神に反映されるものなのです。
それは心のこもった思いやりの気持ちであり、時として見せる情熱であり、
その美しさは、年を追うごとに磨かれていくものなのです。
ユニセフ親善大使になられ、飢えに苦しむ恵まれない世界の子供達のために晩年を捧げられたオードリー・ヘプバーンさんは、このような言葉も残しておられます。
「確かに私の顔にはシワが増えたかもしれません。でも私はこのシワの数だけ優しさを知りました。だから若い頃の自分より、今の自分の顔のほうがずっと好きですよ。」
このようなステキな言葉を、そして生き方を、
自分の愛する子ども達に残してあげる「母としての心」を、私たちは学びたいと思います。
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