子育て中の若いお母さんへ

 

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このサイトは、男女共に読んでいただける様に書かせていただいていますが、
特にこのカテゴリーは女性に是非お読みいただきたい「心のサプリメント」です。
 
 
「人間みんな死刑囚」でも触れました、ある女学校の運営に多大なご尽力をされました高名な先生が、別の機会にお話し下さった内容です。

「なぜ私が男子校でなくて、女子校に力を入れようと思ったのかと言うと、
女性は子どもを育てていくときに、男性よりもはるかに子どもと接する時間が長く、子どもの人生にとても大きな影響を与えるからなのです。」

「それはそうですが、もう少し分かりやすく教えていただけませんか?」

このお話しをお聞きしたときは、もう何十年ほど前の時代なので、確かに社会背景も現在とはかなり様子が変わってきているとは思います。
近頃では、ママに任せっきりの子育てだったのが、育メンパパも随分増えて来たようには思います。

でもまだまだ、ほとんどはママが子育てを担っているのが現状ではないでしょうか?
女性の地位が向上したと言っても、基本的には、「パパは仕事、ママは家事・育児」のご家庭がやっぱり多いように思います。

時代的には昔の話になるかも知れませんが、「お母さんになる前の女性に、しっかりとした教育をしておかないと大変なことになる!」との強い使命感に駆られて女学校に注力されたそうです。

ちなみに、その学校は当時は高校だけでしたが、現在は中学部、短大、4年生大学まである有名な私立女学校です。

(その当時のお話しとしてお読み下さい。)
「女性は、学校を卒業すると就職し、2~3年間勤めたらすぐに結婚してしまう人が多い。それで、すぐに子どもが出来たとしたら、お母さんが一人前の社会人になる前に子育てをすることになります。「会社勤め」というのはただ働いてお給料をもらうという社会参加だけでなく、社会を学ぶという意味ではものすごく大切な<自分を鍛えてくれる場所>なのです。男性は、好むと好まざるとにかかわらず、基本的には社会にもまれて鍛えられ続けます。ですから、ある意味、女子の学校時代には男子よりももっとしっかりとした教育をしておかないといけないと思ったからです。」

最近では、結婚する人しない人、子どもが欲しいと思っている人そうでない人など、とても多様化していると思いますので一元的には言えないと思いますが、私がこの先生のお話を取り上げてみたいと思ったのは、時間的には随分以前のことながら、今も先生が危惧されたことはあまり変わっていなくて、むしろその時代よりも核家族化が進み、別な面で酷くなっているのではないだろうかと感じているからなのです。

このカテゴリーの中では、母親が子どもに与える影響の大きさなどについてお話ししてみようと思います。

小児科的な育児の相談は私には無理ですが、もし、今、子育てのことでいろいろと心に引っかかったり悩んだりしているようなことがありましたら、是非読んで見て下さい。

なにかの気付きのヒントになれば幸いです。
 
 
 
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